2013年10月27日日曜日

Raspberry Piで開発(準備編その3 Raspbianの初期設定)

Raspbianの起動

・Raspbianの初期設定

前回の記事で、Raspberry Pi上でRaspbianを起動するところまで行いました。
今回からは、実際に初期設定からGUI画面を起動するところまで進めてみます。

電源投入後、画面にズラズラっと文字列が並んでいきます。一番最初の起動時には
下記のRaspberry PIの設定画面(raspi-config)が表示されます。
それぞれのオプションは、以下の様な内容です。
  1. SDカード容量いっぱいまでファイルシステムを拡張します。
    (設定後、設定画面から抜けるとリブートします。)
  2.  ログイン時のユーザ(pi)パスワードを変更します。
  3. Raspberry Piの起動設定です。選択すると下記の画面が表示され、一つ選択できます。
  4. 言語設定。ロケール、タイムゾーン、キーボードの設定ができます。
  5. 別売のカメラモジュール設定
  6. 今使用しているRaspberry PiをRastrack(http://rastrack.co.uk/)に追加します。
  7.  オーバークロック設定
  8.  オーバースキャン、ホストネーム、GPUのメモリ設定、SSHサーバ、SPI、raspi-configのアップデート等が設定できます。
  9.  環境設定画面(raspi-config)についての説明
以上になります。

1,のExpand Filesystemは実行したほうが良いでしょう。
この環境設定を再度行いたい場合は、コンソールでraspi-configを入力すれば表示できます

pi@rapberrypi / $ sudo raspi-config


次回はCUIでのログイン、GUIの起動、C言語のコンパイルを行います。

2013年10月26日土曜日

Raspberry Piで開発(準備編その2)

Raspbianのインストール

・Raspbianって何?

前回の投稿にてRaspberry Piの起動に必要な物がひと通り揃いました。
今回はRaspberry Pi上でRaspbianを起動させてみます。
つーかRaspbianて何者?
ぐぐると、Raspbianのページ(http://www.raspbian.org/)に
Raspberry Pi(ロゴ) + debian(ロゴ) = Raspbian

納得。

「イヤイヤイヤ、debianってなんぞ?」って人向け
Wikipedia:debian
Wikipedia:Linuxディストリビューション

Linuxディストリビューションの系統樹を見てみるとその愛されっぷりがわかります。
要はRaspberry Piに最適化されたdebian(Linux)がRaspbianなんだぜ!(ふんいき訳)

ザックリですがRaspbianの素性がわかったところで
Windows環境上インストールを行いたいと思います。

・OS(Raspbian)イメージのダウンロード

Raspbianのページを覗くとRaspberry Piのダウンロードページへのリンクがあります。(http://www.raspberrypi.org/downloads)
ページをたどってRaspbianの項目から2013-09-25-wheezy-raspbian.zipをクリックしてください。
ダウンロードが完了したら解凍しておきましょう。

・OS(Raspbian)イメージの書き込み

次にOSイメージをSDカードに書き込むソフトが必要です。先ほどのサイトでも紹介されていますが
sourceforgeからWin32 Disk Imagerをダウンロードしましょう。(sourceforge.net:win32diskimager)



クリックして数秒待てばダウンロードが開始します。ダウンロードが完了したらこちらも解凍しておいてください。解凍後、PCにSDカードを接続し、フォルダ内のWin32DiskImager.exeを起動させます。

起動したら赤丸で囲った部分をクリックして選択してください。左の赤丸は書き込むOSイメージの場所を指定して、右の赤丸は書き込む先のSDカードを選択します。

 選択後、Writeボタンをクリックすると書き込みが始まります。終了したらRaspberry PiにSDカードを
差し込んで電源を投入します。これでRaspbianが起動します。





2013年10月18日金曜日

Raspberry Piで開発(準備編その1)

Raspberry Piの入手


Raspberry Piってどこで買えるのでしょうか?
Raspberry Pi本体以外に起動に必要な物は?

ネット通販だとRSオンラインとかで買えるようです。
お店で買いたい場合はどこで買えるんだろうと思い検索してみると
秋葉原の若松通商、千石電商、あきばお~等で買えるようです。

今回は個人的に馴染みのある千石電商で購入。
千石電商2号店2階のレジで直接声をかけると出してくれます。価格は4580円。

2階の売り場にはヒートシンクや熱伝導シートが売っているので
オーバークロックを試したい方は一緒に購入してもいいかもしれません。

本体の購入は済みましたが、起動に必要なものはあと何が必要でしょうか?
ちょっとリストアップ
  • SDカード
  • HDMIケーブル
  • USB電源
  • 給電用のmicroUSBケーブルと電源
SDカードですが、千石電商でOSがプリインストールされている物を
購入しようとしましたが1500円するとのこと。
どうせいろいろなOSを試したいし、GUI環境の構築を考えていたので
今回はあきばお~でclass4、8GのmicroSDカードを購入しました。価格は460円。

次にHDMIケーブルですが千石電商近くにある
三月兎2号店で1mのバルク品が350円で売ってます。安いです。
しかしいつ行っても猫鍋の曲かかってるなぁ(曲名知らない)
平日とかは違う曲流れてんだろうか

話がそれましたが、電源用ケーブルとUSB電源は
手持ちのスマートフォン用のUSB->μUSBの変換ケーブルと充電器を使用します

ここまででかかった金額は5390円
品目 値段
Raspberry Pi本体 4580円
μSDカード class4 8GB 460円
HDMIケーブル 1m 350円
合計 5390円

次回はRaspbianの起動までをまとめます。






2013年10月9日水曜日

Raspberry Piで開発(準備編まえがき)

Raspberry Piで色々やってみたい!


ラズベリーパイ。格安シングルボードコンピュータ。
クレカサイズでLinuxが動く凄いやつ。
細かい情報はウィキペディアに丸投げ。


僕が惹かれたのは以下の点
  • 省電力
  • 安い(3千円台)
  • USB給電で動く
  • 静音性
  • HDMIでモニタに接続可能
  • SDカードから起動できる
  • ネットワークに繋がる
  • linuxが動いてる(重要)
linuxを勉強したいがために数万のハードを買ったことのある
僕としては夢の様な機械なのです。

という訳でRaspberry Piを購入してlinuxの起動
gccでコンパイルするところまでをまとめてみたいと思います。